コンテンツにジャンプ
埼玉県共助のポータルサイトです

ホーム > 埼玉人生100年時代の楽しみ方研究所 > 身近なもので周りを喜ばせる母のストーリー

身近なもので周りを喜ばせる母のストーリー

お金をかけず、身近なものを使ってすぐに始められることで、自分の生活にハリができ、周りの人に喜んでもらえることがあります。

捨てる新聞を活用した「ちぎり絵」で近所の人を喜ばせる

ちぎり絵あじさい

仕事を定年でやめた母が、地域の人を笑顔にしているのが趣味で作る「ちぎり絵」です。「ちぎり絵」とは、いらなくなった新聞をちぎり、その破片で花や果物などを描くというもの。ハガキを作っては人に送ったり、人にプレゼントしたりしています。

立体的に見えるブロッコリー

<立体的に見えるブロッコリー!>

ある日、ちぎり絵アーティストの展示会に行った母がコツを教えてもらおうとアーティストに話しかけたところ、コツを教えてもらうどころか、「あなたの作品も展示しないか」と誘われたのだとか! プロに誘われることもすごいと思いますが、母のちぎり絵がさらにすごいのは、材料が「いらなくなった新聞紙」であることです。

プロはきれいな和紙を使って描くので、きれいに見えて当然といえば当然ですが、上のようなあじさいも、全ていらなくなった新聞紙、というのが母のこだわりのようです。

ちぎり絵お饅頭

お金をかけず、「誰にでもすぐに始められる」ということは、意外と身の回りにあるかもしれません。

手作りのプレゼントというものは、往々にしてもらった方が困ることが多いのですが、65歳の趣味である「ちぎり絵」は素人ながらクオリティが高く、わざと新聞の文字が見えるようにする等、シャレがきいていて、周りの人を「くすっ」と笑わせるおもしろさがあります。

もらう人のことを思い浮かべて作っているから、プレゼントされた人は嬉しい気持ちになるのでしょう。

ちぎり絵ぶどう

<「福」の文字で縁起のよいぶどう?!ラクダもちらり。>

制作風景

<制作風景>

こんな身近なもので、人を喜ばせられる

polkadot

©polkadot

「自分は絵心がないから......」と思うかもしれませんが、もちろんちぎり絵でなくてもよいのです。

食べることが好きな方なら、お店で食べたあの味を家庭で再現してみると楽しいかもしれません。まずは友達や家族に振舞えば、きっと喜んでもらえるでしょう。そこから一歩、地域の方にそのスキルをシェアする方法も。地域によってはお祭りなどで、地元の人が屋台を運営することもあります。食事を通じた地域コミュニケーションの場も増えています。

仕事でパソコンを使いこなしていた方なら、「パソコンは苦手だけど習ってみたい」という人に向けて、少人数のパソコン講座を開いてみてはいかがでしょうか。どんなスペースで、どうやって始めようか、思いつかなかったらお近くの市民活動支援センターに相談にいってみましょう。交流・ミーティングスペースが設置されているところもあります。他にも、年賀状を代わりに作ってあげる、地域活動のチラシを作ってあげるなど、周りの人を喜ばせることはたくさんありそうです。

家族写真の撮影に一役買っていた方なら、カメラを使った方法も。例えば、地域のイベントに参加する時間やきっかけがない人に向けた、地域の出来事新聞を作ったり、市民カメラマンに応募してみたり。

「自分にできることなんて何もない」と思っていても、好きなこと、得意なこと、ついでにできることが、意外にも周りの人をハッピーにしたりするものです。

私の母―外国人にも日本語で話しかけるオープンさ

母の写真、旅先のスナップ

勤務先の店長が急逝したことにより、印刷・ハンコ屋を一人で運営することになった母。パートをする前までは専業主婦で、会社の運営などは全く知らない母ですが、「できないからやらない」ではなく、「やったことがないけど、やってみようか」という考え方なのです。

町で困っている外国人がいると、英語も話せないのに話しかけます!

「どうしたの?」と尋ねるその言葉は、当然日本語。

「英語ができないからどうしよう」と固まるのではなく、「何かお役に立てるかも」という気持ちが先に立つのでしょう

前向きでチャレンジ精神を忘れない母

65歳で定年した今も、「ハンコ屋があった場所で、仕事に家事に忙しい女性がちょっと一息つけるカフェをやろうかしら」などとアイディアは尽きない様子の母。

家族はもちろん、周りの人のことを良く考えていて、母親というよりは「年齢が上の友人」という感覚で接しています。いつまでも元気でいてほしいと願います。


投稿者(埼玉地域活動レポーター2019):春日部市在住、40代男性