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平成30年2月19日に、シニアの社会参加支援事業補助金の活用を検討している市町の担当者を対象に、埼佛会館多目的ホールで「アクティブシニアの地域デビュー支援会議」を開催しました。 シニアの方から「地域デビュー体験談」を伺った後に、ワールドカフェ方式による意見交換を行いました
蕨市にお住いの内田茂さんは2年前まで都内にお勤めで、IT関係のお仕事をされていました。市民活動サポートセンターがあることは知っていましたが行ったことはなく、地域活動の経験はありませんでした。 昨年、アクティブシニアの社会参加支援事業の一つとして蕨市が開催した「男の学び舎笑楽日塾(わらびじゅく)」に参加し、地域活動に一歩踏み出しました
笑楽日塾は、「おやじのためのおやじのたまり場」として発足し、メンバーの経験や知識を生かし、お互いに学び、健康で豊かなシニアライフを目指して活動しています。
地域デビューに関して「これまでの自分と違う経験の方が楽しい」「同じ年代の男性が集まっていて面白い」とのご感想や、情報提供に関して「自治体にいきなり聞くことは難しい。窓口が近くにあると行きやすい」「ネットを使った情報収集が有効」とのお話があり、行政の担当者も聞き入っていました。笑楽日塾への参加をきっかけに、ITスキルを生かしたボランティア「パソコン支援隊」の活動も始めたそうです。今後も「得意とするものやスキルを地域で生かしていきたい」と話されました。
ワールドカフェとは、リラックスした雰囲気の中で、小人数のグループに分かれて自由に意見を出し合いながら、「対話」を通して相互理解を深める話し合いのことです。
セッション1「シニアを取り巻く現状について」、セッション2「元気なシニアが地域に出ていかないのはなぜか」、セッション3「元気なシニアの地域デビューを促す戦略を考える」3つのテーマで意見交換を行いました。 地域デビュー楽しみ隊メンバー、ちいきデビューひっぱりガールズも参加して熱心な意見が飛び交いました。
平成30年度に実施するアクティブシニアの地域デビュー推進事業について共助社会づくり課から説明を行いました。
埼玉県県民活動総合センターの「シニア活躍総合窓口」では、 「働きたい」、「起業したい」、「地域の役に立ちたい」、 「学びたい」などシニアの活躍を多方面から応援しています。
リーフレットは、以下の施設で入手できます。 在庫がない場合もありますので各施設にご確認ください。
高齢者は、「社会に支えられる」側というイメージを変え、これからは「社会を共に担う」側として活躍していただくことが必要となってきています。
そこで、埼玉県ではアクティブシニアの社会参加支援事業をスタートし、ボランティアや地域活動、就業などシニアの「地域デビュー」を後押しする取組を積極的に行う市町村をモデル市町村として支援しています。
これらの取組により、より多くのシニア世代の方々が豊かな知識や経験をいかして活躍できる社会を目指します。
シニアと地元企業との合同就職説明会の開催
きらめき市民大学アクティブシニアボランティア活躍事業の実施
ボランティア・市民活動見本市及びはじめてのボランティア・市民活動(シニア版)の開催
活動を希望するシニアと団体の橋渡し役となる「ナビゲーター」の配置
介護や健康分野におけるシニアの地域デビューを後押しするセミナーの開催
NPO活動に生かせる専門知識の習得と活動の場の紹介を行う地域デビューきっかけづくりセミナーの開催
地域活動を促すきっかけづくり(地域活動にからめた講演会、連続講座)
地域デビューきっかけ広場(イベント)の開催
ボランティアセンターの拡充とネットワーク形成用のオンラインシステム構築
ボランティアコーディネイトマッピング事業
空き店舗を活用した拠点の整備
アクティブシニアとNPO等のマッチング会の開催
ボランティアデータバンクの構築
ボランティア・市民活動交流会の実施
男性シニアをターゲットとしたシニア元気塾の開催
シニア活躍推進協議会及びシニア成人式の開催
まちづくり入門講座の開催
アクティブシニアの社会参加支援事業補助金について(PDF:1078.0KB)
平成29年9月20日に、さいたま共済会館において市町村を対象に「アクティブシニアの地域デビュー支援会議」を開催し、アクティブシニアの活躍支援の取組を働きかけました。
澤岡詩野氏
(公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団主任研究員)
講師から、「行政は、異なる地域観を認め、価値観の変化に応じたゆるやかで多様な場づくりを促していくことが大切である。」とのお話がありました。
県は、市町村と連携し、今後も様々な事業の実施や広報を通じてアクティブシニアの地域デビューを推進してまいります。
共助事例発表会「元気なシニアの地域デビュー」を開催しました。