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本と猫への恩返しのために「猫本屋」を開業! 「儲け」ではなく「やりたかったこと」を追求

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愛してやまない「猫」と「本」で「猫本屋」を開業した安村さん。普段は会社勤めをしながら、ライフワークとして猫本屋を運営されています。

猫本屋では、元保護猫たちを店員とするかわりに(?!) 売上の一部を猫の保護団体に寄付をする活動を行っています。好きなことへの「恩返し」を実現したら、それが社会課題解決の助けにもなっているという、なんとも素敵なストーリーです。

NHKラジオ「らじる★らじる」ブログ記事(外部サイト)

https://www.nhk.or.jp/radio-blog/bangumi/nhkjournal/277414.html

本と猫でパラレルキャリア(複業)を

本を通じてできた「仲間」と「やりたいこと」

安村さんは2011年にビブリオバトルに初参加したそうです。ビブリオバトルとは、本を持ち寄って紹介しあい、投票して一番読みたくなった本(チャンプ本)を選ぶというゲームなのですが、毎週のように書店や図書館でお気に入りの本を紹介したり、自分でも主催したりするうちに、自然と気の合う仲間が増えていったそうです。

元々は人とのコミュニケーションが苦手だったという安村さん。本を通じて仲間ができたことで、本屋が減少していると言われるなか、「何か本に恩返しができないだろうか」と思うようになります。

猫との出会いと「猫本屋」

一方で、安村さんは昔、3匹の子猫とベランダで出会いました。そのうちの2匹はまもなく息を引き取ったのですが、残った1匹との18年間の充実した生活を振り返り、猫たちの命を救う活動の役に立つことが、「猫への恩返しになるのでは」と考えるようになったのだとか。そして大好きな猫と本をかけあわせた結果、「猫本屋」の開業に至りました。

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生き残った1匹、三郎の成長日記(外部サイト)

http://park7.wakwak.com/~boris/saburo/saburo.html

実現したい思いがあれば、共感を集めるアイデアで勝負!

何かを始めようとしても、関係する業界での経験や人脈が先にないと、ほとんどの人は諦めてしまうかもしれません。安村さんも準備段階では自分のアイデアが通用するのか不安を感じていましたが、クラウドファンディングで猫好きや本屋好きの共感を集め、知名度だけでなく、最終的に272万円以上もの支援を得ることができたのです!

「好きなこと」「猫を愛する気持ち」から始まっているからこそ、同じ好きなことを持つ人が興味を持ち、共感し、仲間ができるのでしょう。

それだけでなく、好きなものへの「恩返し」という、多くの人が心のどこかで「できたらいいな」と思っていることを実現しようをするからこそ、応援したいという仲間、支援が広がったのだと思いました。

猫本屋のクラウドファンディング(外部サイト)

https://camp-fire.jp/projects/view/18892

たくさん儲けなくてもいい

猫のためには儲かったほうが良いですが、大もうけする必要はないと考えている安村さん。複業(パラレルキャリア)には「やりたいと思っていたことを実現する」「生きがい・やりがいを見出す」「関心の近い人との交流をする」など、様々なメリットがあるでしょう。

好きなことを追求すること、やりたいことがあれば諦めずにアクションを起こしてみることを教えてくれた安村さんは、今日も大好きな本と猫に囲まれて、人々に癒しを提供しています。



投稿者(埼玉地域活動レポーター2019):東京都在住、30代男性