「地域デビュー楽しみ隊」は、アクティブシニア(元気な高齢者)の地域デビュー(初めて地域活動に参加すること)を後押しするために平成29年に結成しました。
公募などで集まった隊員たちが、地域デビューのノウハウ、魅力を伝える伝道師として活躍しています。
平成29年度から令和2年まで、川越市出身の俳優、市村正親さんに総監督を務めていただきました。
平成29年度から令和2年度まで、秩父市出身の落語家、林家たい平さんに隊長を務めていただきました。
令和3年度からは有志の方で活動を行っています。
なぜシニアの活躍が求められているのか?
高齢化が急速に進行する中、埼玉県は15~64歳の生産年齢人口減少の危機を迎えており、平成37年には、平成22年と比べて約53万人も減少することが見込まれています。
しかし、65歳以上の約8割は、介護の必要のない元気なシニアだと言われています。社会に支えられる側から、社会を支える"担い手"として、元気なシニア=アクティブシニアに地域社会で活躍してもらうことが、社会の活力を維持するために必要です。
なぜ地域デビュー楽しみ隊なのか?
埼玉県の調査では、シニアの60.7%が地域社会活動に参加していないことがわかっています(平成28年度県政世論調査)。その理由の多くは、「時間がない」「関心がない」「きっかけ・情報がない」ということ。地域活動の魅力が伝わっていないこと、そして地域との接点をつかめずにいる県民がたくさんいることがわかってきました。
そこで埼玉県では、自ら地域活動に取り組み、そこで感じた楽しさや魅力、地域デビューに至るまでのノウハウなどの情報発信を行う、「地域デビュー楽しみ隊」を発足しました。
アクティブシニアである埼玉県民の隊員達が、実際に地域デビューを果たす様子や、地域活動を楽しむ姿を発信。地域デビューを「自分にもできるかもしれない」「自分もこんな風に活動してみたい」というように「ジブンゴト」化してもらい、県民の地域デビューを後押ししていきます。
埼玉県内在住の50歳以上の男女 19名(令和2年7月1日時点)
自身の経験やスキル、関心のある分野に応じて地域活動に参加し、地域デビューの魅力や地域デビューのためのノウハウを伝えるための様々な応援を行います。
それぞれの地域で、地域活動に参加すでに活動している隊員は、自身の活動を。
地域活動未経験の隊員は活動場所を見つけ、地域デビューを果たします。
地域活動に関するイベントやTV、新聞などの取材に協力地域活動で感じたこと、楽しさ、魅力、ノウハウなど、自らの経験を通して発信していきます
地域活動についての情報を発信。SNSを利用して、日々の地域活動やイベントなどの情報をリアルタイムで発信します。
また、口コミで地域活動の魅力を周囲に伝えていきます。