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「あなたのいい顔を見たい」をモットーに~NPO法人ふじみ野明るい社会づくりの会~

埼玉県では、有償ボランティアが、困っている高齢者などを助け、その謝礼を地域商品券等で受け取る「地域支え合いの仕組み」の普及を進めています。

今回は、NPO法人ふじみ野明るい社会づくりの会(以下「会」)がふじみ野市で行っている事例を御紹介します。

会では、「優=You&I=愛で地域支え愛事業」という名称で、平成22年11月から地域支え合いの仕組みを実施しています。モットーは「あなたのいい顔見たい」。代表理事の北沢紀史夫さんをはじめとしたスタッフの皆さんが、利用者のことを第一に考え、運営しています。

  • うれし野まちづくり会館2階支え愛センター入口の写真

    うれし野まちづくり会館2階支え愛センター入口

1月当たりの利用時間数は2000時間以上と、県内で最も多く、ボランティア登録者数も300人を超えています。多い時には1日40人以上のボランティアが活動しており、ボランティアは不足しているそうです。

事務局のスタッフも皆さんボランティアとして参加しています。1日につき2~3人が担当し、空いている時間で無理なく活動しています。事務局にはITに詳しい方も参加しており、利用者とボランティアの登録やスケジュール管理などのシステムも構築したそうです。

  • 依頼を受ける事務局の写真

    依頼を受ける事務局

  • スケジュールはいつもいっぱいな様子

    スケジュールはいつもいっぱい

この日は、お掃除のお手伝いを依頼した方のお宅に伺いお話を聞きました。利用者の方はお掃除だけでなく、ボランティアの方とお話しすることも楽しみにしているそうです。会話が弾み、お手伝いよりもお話が長い時もたまにあるそうです。

  • 掃除をするボランティアの様子

    掃除をするボランティア。作業より会話が多いときも

ふじみ野市役所とも良好な関係を築いており、活動を支援していただいているそうです。こうした様々な努力により、支え愛事業はふじみ野市になくてはならないものになっているようです。

また、会では超高齢化社会を向かえるなかで、時代のニーズに即応できるボランティアの養成が急務と考えていて、市との協働で「ボランティアおとな塾」を開講予定です。詳しいことが分かり次第、お知らせします。