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住民同士で支え合う!柏原ニュータウン(狭山市)

狭山市の柏原ニュータウンでは、住民が立ち上げたNPOが中心となり、住民同士の支え合いが広がっています。

1.実施主体

NPO法人ユーアイネット柏原

2.事業の内容

地域の住民同士が平成24年に立ち上げたNPO法人が活動の中心になっています。

法人を立ち上げた理由は、人が変わっても活動を継続させていくため、また、活動に責任をもつためと話されていました。

活動の拠点のコミュニティカフェ「ゆうあい」では、地域の主婦の皆さんがスタッフとして、日替わりの定食やスパイスの効いたチキンカレー(鶏肉もちょうどよく煮込まれて、骨からほろりと離れます)、コーヒーやデザートを提供しており、住民の方の憩いの場となっています。

また、ここでは囲碁や俳句、英会話教室から傾聴講座といった教室を開催し、地域の方の生きがいづくりにも取り組んでいるほか、様々なジャンルとすることで、参加しやすくしています。夏休みには「こどもサロン」も開き、世代を超えて住民の交流の活性化にも寄与しています。

  • ショッピングセンター入口の写真

    ショッピングセンター入口の大きな看板が目印です

  • 住民の手作りの作品写真

    住民の手作りの作品も販売しています

このほか、有償ボランティアが困っている高齢者などを助ける「地域支え合いの仕組み」を実施しています。特色は、ボランティアに渡す謝礼の地域商品券をNPOが作成し、加盟店の募集も行っていること。
地域の支え合いに商店も加わり、地域全体で取り組んでいます。

加盟店にはステッカーが貼られ、すぐにわかるようになっています。加盟店が集まる感謝祭も行っており、大勢の参加者でにぎわっているそうです。

  • オレンジ色のステッカー写真

    オレンジ色のステッカーでよく目立ちます

3.事業の効果

3年前の法人立ち上げから、コンサートやバザーなどのイベント実施や、公民館や自治会などが主催する行事に積極的に参加して、知名度の向上に取り組んでいます。「地域支え合いの仕組み」の活動範囲も、柏原ニュータウン限定から柏原地区全域に拡大しました。

  • 店先の写真

    中学生が開店前に店先の掃除をしています


取材した日も、地元の中学1年生5名が職場体験でカフェの開店から接客、片付けまで頑張っていたほか、カフェの2階では俳句教室が行われ、参加者の皆さんはそのままカフェでお昼を食べながら、お話に花を咲かせていました。

活動開始から3年ほどたち、確実に地域の交流と支え合いの拠点として欠かせない存在になっています。代表の小沢さんは、今後の課題として若くて元気な担い手や、活動をステップアップさせるための資金の確保を挙げていました。