平成30年度ファンドレイジングセミナー 第1回連続セミナーを開催しました
今年度当課の事業に新たに加わったファンドレイジングセミナー、7月のオープンセミナーに引き続き、9月12日から連続セミナーが始まりました。
第1回は、日本におけるファンドレイジング普及の草分け的存在で、オープンセミナーでもファシリテーターを務めていただいた徳永洋子氏をお迎えし、「寄付を通じたファンの増やし方」をテーマに御講義をいただきました。
講義の前半は、潜在的な寄付者から遺贈・大口寄付に至るまで、団体の寄付者を階層化して分析する「寄付者ピラミッド」という考え方について解説いただきました。自団体の活動の支援者を掘り起し、さらに上の階層に引き上げていく(ピラミッドを登っていただく)ためには何が必要なのかを、「MITAS」というキーワードを使って、分かりやすく説明していただきました。
それを踏まえて、後半では、参加者それぞれが関わっている活動団体の寄付者ピラミッドを作成するワークを行い、各層の支援者にどのように働きかけをしていけばよいのかを周りの方とも意見交換しながら一緒に考えていただきました。
徳永氏の身近な事例を交えたユーモアたっぷりの語り口に、会場の皆さんはぐいぐい引き込まれ、最後は時間ぎりぎりまで参加者から次々と質問の手が挙がり、盛況のうちに終了しました。
次回のテーマは、吉田知津子氏による「地産地消系チラシの創り方」です。プロのデザイナーでなくても創れる、地域資源を生かした「世界に一つだけのチラシ」とは。ワークショップを通じて、地域をつなげていくチラシづくりのポイントを学びます。是非お楽しみに!
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http://kyojo.saitamaken-npo.net/event/fundraisingrenzoku-kokuchi.html
セミナー当日の様子
参加者アンケート結果抜粋
受講者数:26名(※事前受付34名)
アンケート回答に御回答くださった方:24名(回答率92.3%)
本日のセミナーはいかがでしたか。
- 非常に参考になった 14人(58.3%)
- 参考になった 10人(41.7%)
- あまり参考にならなかった 0人
- 全く参考にならなかった 0人
- どちらとも言えない 0人
自由記述
- 新しい寄付先をいつも考えていても同じ答えしか出なかったが、先生のお言葉を聞きながら考えたとき、新しい方面が見えてきて驚いた。
- 「ミタスの法則」は参考になった。「M」が不足している。手前みそ感満載であることに気づいた。「人的支援」も一つの寄付ではないかと思いついた。
- 自分の団体の弱み・強みに改めて気づけた。「一人からの多額の寄付より多数からの少額寄附」「顔が見えるSNSの活用」などが心に残った。
- ピラミッドを上から見たらの発想がわかりやすかった。
- 自分活動している団体を客観的に見られてよかった。
- 日頃の活動をアピールしていくことが大切と気づくことができた。
- 今まで少し遠慮がちだったが、もっと支援者を増やすためにはたらきかけを考えてみようと思った。
- 運営するにあたってのいくつかのヒントを得られた。
- 具体的なお話がきけて、とても参考になった。団体に持ち帰り、みんなで勉強会をしたい。
- 何かのきっかけになればいいと思い、参加させていただいた。様々な視野を広げるためのチャンスがあった。
- ファンドレイジングは全く未知の世界だったので、すべて参考になった。話もゆっくり丁寧で分かりやすかった。
- 日頃の活動のふり返りもでき、強み弱みがわかった。
- 寄付者の階層が整理できてよかった。
- ファンドレイジングの考え方の整理ができた。
- ファンドレイジングの対象者に対するアクションの基本概念が整理できてよかった。
今後ファンドレイジングセミナーで取り上げてほしいテーマは何か。(複数回答あり)
- 助成金 8人(22.9%)
- クラウドファンディング 10人(28.5%)
- 事業収入 8人(22.9%)
- SNSなどを通じた広報 9人(25.7%)
その他要望や気づいた点について(自由記述)
- 子育て中のため、午前中の講義だと出席しやすい。
- 全体ワークと発表の場(交流)があると、参加者全体の活動や課題の共有になる。
- 本日とても参考になりました。ありがとうございました。
- 次回を楽しみにしています。
アンケートに御協力くださりありがとうございました。
いただいた御意見は今後の事業企画に当たって参考にさせていただきます。